中国ビジネスのススメ

携帯電話市場に思う中国ブランド

中国国内にも急速に携帯電話が普及しています。今や所有者の数は3億人に迫る勢いです。
しかし、先進国ではその人口の7割がマーケットを形成するといわれる携帯電話市場、13億人の人口を誇る中国には未だ6億人近い潜在的な市場が眠っているといえます。

むき出しの市場経済

資本主義が導入されて間もない中国ですが、「規制が無い」あるいは「規制が出来ていない」という点で、中国はもっとも市場経済に忠実な側面をもっています。
携帯電話も例に漏れず、あっという間に日本や海外の製品のコピー品が出回っています。
これが、想像以上の高品質で正規品の半額以下で購入でき、機能は正規品とほぼ同じなのです。赤外線通信、ワンセグ放送受信、音楽プレーヤー、日本の最新機種に搭載されている機能はほぼ完備しています。
当然のことながら、正規品は一部の富裕層に売れますが、コピー品のほうが一般大衆には受けます。ブランドなんてものは役に立たない肩書きでしかないのです。

育つ前につぶされる自国ブランド

中国では新しいものが出来たら、もっと安く作ってオリジナルを市場から追い出すという淘汰を繰り返しています。
その隙をみて仕掛ける気概、と商魂、そして安くして作り上げる労働力はもはや世界レベルなのですが、世界的なブランドが育たない理由もココにあるのでしょう。